不安な気持ちがどんどん湧いてくる時ってありますよね。
その不安感は大抵芋づる式にさらに不安を呼び起こすきっかけになることもあります。
気にしすぎる性格の人は特にその傾向が強いです。
今日は、そういった不安感・恐怖心をどうしたら良いのかについてお伝えしたいと思います。
目次
不安を否定するとどんどん不安になる
不安な気持ちを「そんなことはない!」と否定してかかると、またさらに不安感に襲われます。
例えば、今「トマト以外のことを考えてください」と言われたら、トマトのことを考えてしまいますよね。
それと一緒で、不安を否定することで、その不安を意識してしまっている証拠なんです。
不安を考えないようにしようとすればするほど不安感は募る、という罠です。
ではこういった不安感とどう向き合っていけば良いのか…それは
不安感は認めて受け入れる
もし心の中で不安なこと、恐怖心がよぎったりした場合は、「そうだよねー」と同意して認めてしまいます。
自分に合った言葉で構いません。
「怖いよね」「それは起きたら辛いね」「あーそうなることもあるか」など
とりあえず、不安な気持ち・恐怖心を受け入れてしまいます。
最初これをやろうとすると、「本当にそうなったらどうしよう」と思って少し怖いな、という気がします。
でも一度認め始めると、頭の不安感のざわざわがスーッとなくなっていきます。
頭の中が静かになる感じです。
以前は否定して怖くてその考えを否定すると、またさらに恐怖心が出て、新たなネガティブな考えが浮かんだりしていました。
しかし、自分の中で認めて受け入れていると、だんだんと怖さというか、ざわざわした気分はなくなっていくので、脳内がクリアになります。
そして「自分のやることをやらなきゃ」という感じで作業に取り掛かるまでがスムーズになります。
どんどんネガティブな考えにとらわれて何もできないという悪循環を一瞬で断ち切ることができます。
何度も浮かぶ良くない考えも認め、できることを考える
それでも何度も嫌な考えが浮かんできて、「やっぱりどうしよう…」という気分になることもあります。
そういう時は認めながら、「その嫌な考えに対して自分ができることは何か?」を考えます。
自分ができることはないなと思ったら、「その嫌な考えは本当?」と自問自答します。
本当に自分に必要な考えかどうか吟味することも大切です。
自分ができることがあればそれに着手すれば良いだけですし、
別に自分にはどうしようもないと思ったら、それ以上意識する必要はないわけです。
問題解決とはすなわち忘れることです。
どうしようもないことだって忘れることで解決という方向もあり得ます。
問題にならない=意識しないということになりますのでそれだけ生きやすくなります。
嫌な気分は認めて受け入れてしまう作戦は一度やると本当に頭の中がスッキリしていきます。
そして意識しないという境地に達することができればもっと生きやすくなるのです。
ぜひ日常で「認めて受け入れる」を試してみてください!