「手を描くのが苦手・・・」って人とても多いと思う。
私もがっつりその一人だよ。今もものすごく苦手。
そんな苦手意識を払拭すべく、今回購入したのは「手足の描き方マスターガイド」!
今まで手の練習に目をつぶってきた人(私だ)、服で何やかんや手を隠すイラストを描く日はもうおしまい!
手の描き方をマスターしたい人に超おすすめのこの本を紹介していくよ。
目次
手足の描き方マスターガイドの内容は?
総ページ数→160ページ
サイズ→B5(やさしい人物画と同じくらい)
目次
Capture1 手の基本
Capture2 手の基本7パターンを描こう
Capture3 様々な手の表現
Capture4 様々な手を描こう
Capture5 足の基本
Capture6 足のポーズを描こう
全身のポーズいろいろ
目次のCaptureはそれぞれいくつかのLessonに分かれて詳しく解説されている。
本当に手と足の描き方に特化した内容。
手の基礎の基礎から触れていて、初心者にも分かりやすい。
例えば、Capture1のLesson1のページで、手のひらは卵型で捉える、とある。
言われて自分の手を見てみて初めて確かに!と納得した。
普段手って身近なものだけど、意識して見ないと「ああ卵型だ」なんて思わないもんねw
それほど初心者に優しく一から手を描くための準備をさせてくれる。
当然だけど手や足は誰でも持っているものだから、自分で実際に確かめつつ本と照らし合わせて勉強することができる。
全体的に見て、初心者から脱却するための手足を描く本としては十分な内容に感じた。
イラストだけでなく写真も豊富
この手の本はどうしても著者のイラストばかりなパターンが多いけど、この本は手足の写真がたくさん載っている。
だから著者の癖なんかが入ってて参考にならないという問題は回避できる。
このように写真の上から線でなぞりつつポイントを解説してくれている。
このなぞり解説はたくさん載ってるけど、すべて隣に写真なしの単独で描かれたイラストが見られるから、自分で見比べながら学ぶことが可能。
読む側への配慮がすごい。
文章は必要な個所だけある。もうほとんどイラストか写真。
とにかく描いてポイントを頭に叩き込んで描く!って感じ。
様々な角度から描かれたイラスト・写真が随所にある。
手がどのように動くのか、前後左右の動きもしっかり写真で掲載されてるから、「こういう場合はどう描けば良いのか」という疑問は払拭できるよ。
手足だけじゃない!上半身や全身も練習できる
「手足だけ描いているから腕や脚も描いた時にちぐはぐになるのでは・・・」
そういう心配を抱く人もいるかもしれない。
でもこの本には、なぞり解説のそれぞれのページに、その解説された手足と同じイラストが描かれてる。
手の場合は上半身のイラスト。
足の場合は全身のイラスト。
だから「手足だけ上手いのに腕や脚を描くと違和感・・・」なんて事態にはならない。
きちんと参考にできるイラストが描かれているから、模写して練習することも可能ということだね。
模写についてはこちら→イラストの模写は上達する?画力向上に繋げる方法
この本の欠点は?
「握手」「手をつなぐ」「手を引く」等、二つの手の解説もある。
ただ、単独の手の解説が濃厚過ぎて、二つの手の解説が少なくてちょっと物足りない感ある。
一人だけを描くなら最高の本だけど、二人を描く時の手の解説がもうちょっとあったら嬉しかったな。
そこはもう他の二人のポーズ集を購入するか、自分でアニメや漫画見て研究するしかないから、内容的には十分。
欠点はそれ以外には特に見当たらない・・・
むしろ単独の手をマスターすれば二人の手を描くのも何とかなるのではと思うくらい手の解説が濃いから、(もちろん足も)
「手足を描けるようになりたい!」という人には絶対おすすめできる本!
まとめ
今回は「手足の描き方マスターガイド」のレビューをしてみた。
この本は本当に手足の描き方を色んな角度から丁寧に教えてくれるから、特に手の練習に苦手意識持ってる人にすごくおすすめできる。
手の練習になかなか踏み出せない私も読んでて、これなら描けるかも・・という気がしてきた。
何事もそうだけどもう本当にやるかやらないかなんだよね。
この本をきっかけに、自在に手を描けるように一緒に頑張っていこう(`・ω・´)b
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