第11作 勇気の花がひらくとき
公開日:1999年7月24日
上映時間:55分
同時上映:アンパンマンとたのしい仲間たち
あらすじ:街を襲い鉄の玉に変えてしまうバイキンマンを倒す話。
見どころ
・アンパンマンを好きになるキララ姫
・元気三倍の弱気なアンパンマンが見れる
以下ネタバレ注意!
目次
キララ姫登場
今回のメインヒロイン、キラキラ星のお姫様、キララ姫。
キララ姫は毎日の決められた生活にうんざりしていた。
ひょんなことから出会ったドキンちゃんと入れ替わり、キラキラ星から出て行ってしまう。
しかし逃走途中で隕石にぶつかり、宇宙でパトロールしていたアンパンマンに助けられる。
キララ姫をお姫様抱っこするアンパンマン。
顔真っ赤にして見とれつつタジタジ…マジか( ゚Д゚)
アンパンはそういう感情抱かない(皆お友達)タイプだと思っていただけに驚いた…
パン工場に来ないかと誘い、再びお姫様抱っこするアンパン。積極的なイケパンですな、全くけしからん((
アンパンに惹かれていくキララ姫
お姫様気質で、周囲とは少しズレた言動をしつつもアンパンたちと交流するキララ姫。
しかしやはり周りと馴染めず、雨の中洞窟へ。
雷におびえるキララ姫の前にずぶ濡れで現れるアンパン。水も滴る良いパンです。
キララ姫「アンパンマン、私のこと…好き?」
アンパン「え?」
この一瞬、ザアアアアアと川の濁流が流れるシーンを入れた演出が憎い…
子供向けとは思えない絶妙な間を入れてたスタッフ絶対狙ってますな。
少し間を置いて「好きだよ」と返すアンパン。
どう考えてもお友達な好きだけど、冒頭で見とれてたアンパン、君はどこへ行ったんだ…
しかし雨上がりに皆の元へ向かう時、再びお姫様抱っこするアンパン。
ここまでお姫様抱っこするとかなかなかないぞ( ゚Д゚)
皆の人気者なアンパンにキララ姫はヤキモチ。
キララ「アンパンマンは私のことが好きなの。邪魔しないで」
アンパン「僕は皆大好きだよ」
ショックを受けたキララ姫。
「アンパンマンの嘘つき!」と捨てセリフを言いながら走って行ってしまいました。
ここで、パン工場でアンパンマンの顔に必要不可欠な勇気の花のジュースをダメにしてしまいます。
鉄の国から襲来したバイキンマン
街を襲うバイキンマンに応戦するアンパンマン。
しかし、鉄の玉にされてしまい…新しいパンを焼こうとするものの、勇気の花のジュースがない!
しょくカレーが駆けつけて闘い、メロンが勇気の花を取りに行くことになりました。
バイキンの先回りで勇気の花を滅茶苦茶にされてしまい、メロンも鉄の玉に…ktkr
メロン「お姉ちゃあああああああん!!!」
ロールパンナも参戦することに。
しかしどこにいてもメロンを探知できるロールは本当に有能ですな…
元気三倍!?アンパンマン
勇気の花なしで作られたアンパンマンは勇気少なめ、元気三倍のアンパンマンでした(笑)
こんな元気ない自信なさげなアンパンマン初めて見たわw
おどおどアンパンマン不覚にも可愛いと思ってしまった。
アンパン「とりあえず行くぞー…うわあ!」
とりあえずってwww弱気過ぎ(´・ω・`)
調子に乗ったバイキンマンは人々を鉄球にしまくり。
バイキン「よーしこのままパン工場を潰すとすっか!」
ロール「そうはさせない」
キタ━(゚∀゚)━!登場シーンがまるで主人公。カッコよすぎだぞ。
ローリングハリケーンで鉄球化したしょくカレーをもぐりん内部へ送り込むロール。
しょくカレーともこの頃から協力するようになったんだなとしみじみ。
しかし、ローリングハリケーンで力を使い果たしたロールはもうボロボロに…
アンパンは勇気三倍、ロールメロンしょくカレーは戦闘不能でどうやって戦うというのだ…
追い詰められたアンパンをかばうキララ姫
健気なキララ姫を非情にもメカで掴みあげるバイキン。
キララ姫を助けたいなら火に飛び込め!と脅す。
アンパン「そうすればキララちゃんを助けてくれるんだな!」←めっさ良い声
そんなアンパンに、勇気の花をダメにしたのは自分だと告白するキララ姫。
気をもんだバイキンはキララ姫を火の海へ投げ入れ…
アンパンは迷いなく火の中へ飛び込んでいきました。
アンパン「キララちゃん、本当のことを言ってくれてありがとう。僕は君のことが本当に…!」
キララ「死んじゃやだあああああ!」
ここ、すごく気になるシーンでして、一度アンパンは消滅したのか曖昧なんですよね。
柱が倒れてきて、アンパンが見えなくなりますが、直接下敷きになったようなことは描かれてなくて。
まあ子供向けなんでハッキリ描けないだろうなとも思いますが、上記のセリフにエコーがかかったところを見ると、
やはり一度アンパンは消えかかっていて、意識はキララちゃんに向いていて声が聞こえたのかと。
空から降ってきたスタースティックを振り、キララ姫が一言「星が生まれた」とつぶやきます。
アンパンマンは命の星がパン工場に降ってきて誕生しました。
このキララ姫のスタースティックは正しく、星を作ることができる魔法の杖。
冒頭では杖を使えなかった姫ですが、姫の勇気の心の成長と共に、使用可能となったのです。
アンパンマンと星の関わりは非常に深く、キララ姫だからこそ彼を救えたと言っても過言ではないでしょう。
まとめ
今回の映画は、ヒロインの成長にスポットをあてていた映画でした。
実はこの頃からロールパンナはメインから外されお助けキャラ的な立ち位置で不定期に登場していくことになります。
まあハッキリ言うとロールのキャラが濃すぎてヒロインが霞んでしまう部分があったりしたのでね…
しかし今思えばそんな不遇な期間があったからこそ、次回登場作のあの百合映画が生まれたのではないかと( ゚Д゚)
それはさておき、あまり見ることがないアンパンマンの意外な表情をたくさん見ることができる「勇気の花がひらくとき」。
機会がありましたらぜひ!
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