「自分で思い通りにイラストを描いてみたい。でも何から始めていけば良いのか分からない・・・」とお悩みのあなたへ!
今回はイラストを描くために具体的に何をすれば良いのかをまとめてみたよ。
練習方法や本、用意するもの等も紹介しているので参考にしてみてね。
目次
模写をする
模写とは・・・他の人が描いた絵を真似して似せて描くこと。
用意するもの
・紙(コピー用紙がおすすめ)
・鉛筆(シャープペンシルでもなんでも)
・消しゴム
・描きたい絵
自分が好きな絵や漫画を真似して描いていこう。自分の好きなキャラクターを描くでもOK。
最初は似せて描いていても違和感を感じる部分がたくさんあると思うけど、何回も描いていくうちにだんだんとそっくりに描けるようになってくる。
諦めずに描き続けること。
この時「ここは上手く描けたな」というところや「手が上手く描けないな」という風に、自分自身の描いた絵を分析しておくと◎
模写する度に次へステップアップしていくつもりで、できなかったところを改善できるように意識して描いていこう。
模写のNGなやり方や画力向上させる方法についてはこちら
→イラストの模写は上達する?画力向上に繋げる方法
好きな漫画家の絵ばかり描いていたら、その漫画の絵しか描けなくなった・・・という悩みを持つ人が稀にいる。
そういうことにならないように、いろいろな漫画家さんや好きな絵描きさんの絵をストックしておこう。
漫画なら購入して手元に置いておく。
ネット上に公開されているもの(pixiv等)は、個人のパソコンに画像保存をしておく。
ネット上の画像を保存することは、著作権侵害にはならないから安心してね。
著作権とは、絵や文章などを作った本人が持つ事の出来る権利。その作った本人に許可を得ずネット上(ブログなど)でその著作物を公開(使用)する事は法律で禁止されている。
よく無断転載禁止!という言葉を見たことないかな?
保存した画像を自分が勝手にネット上に公開することは絶対やってはいけない。
「アニメのブログで感想に使われる画像はどうなの?」と思った君は、こちらの記事がとっても参考になるので読んでおこう。
→アニメブログの画像引用で違法と言われない著作権法のポイント
あくまでも個人的にイラスト練習をするための絵として、気に入った好きな絵をストックしておくこと。
そして「あのポーズの絵が描きたい!」と思った時にその画像を用意して模写をしていく。
期間を置いて同じ絵を描いていくと、自分がどれくらいレベルアップしたか一目瞭然だからおすすめ。
人体を勉強する
模写をしていていざ自分で絵を描いていると、何となく絵に違和感を感じる・・・という壁にぶち当たる。
特に漫画だと全身が描かれていないことが多くて、人体が描き慣れない人がけっこういると思う。
そういう時は次のステップに進むため、人体の構造について学ぼう。
人体の構造を学ぶとは、具体的には骨格や筋肉を学ぶこと。
実際描くのが上手い人々もこの人体構造についてきちんと勉強して、絵に違和感を持たせないよう自然に魅せるための努力を日々重ねている。
初心者の人は、最初に大まかな人体を把握してから、人体の細かい部分をチェックしていこう。
おすすめの本はこちら
→ルーミス「やさしい人物画」は初心者向き!実際に見てみた感想
ちょうど今私自身も「やさしい人物画」で人体を一から勉強しているところだから良かったらぜひ参考にしてみてね。
→男女の身体の描き分けは?ポイントをまとめてみた
デッサンをする
模写、人体構造を把握するのと並行して、デッサンも始めていこう。
イラストにおけるデッサンとは、自分が描こうとするモノに迫り本質をとらえること。
モノが存在している成り立ちを自分なりに解釈していき、そのモノが抱える背景までも読み取っていくこいと。
ちょっと読んでて訳が分からないな・・・って思うかもしれないけど、
例えばひとつのボールをデッサンしようとした時。
単に○を描いただけではデッサンにならない。
そのボールの構成や特徴をとらえて、その上で自分の目で見たものを書き写していくことが大事。
では実際にどんな風にデッサン練習をしたらいいのかってことだけど、必要なものと大まかな流れは以下の通り。
用意するもの
・鉛筆
個人的にはBがおすすめ。自分が描きやすいと思う鉛筆でOK。
・練りゴム
普通の消しゴムだと消しカスが出て邪魔になるから自分の気に入った練りゴムを探してみよう。
私のおすすめは文房堂さんの練りゴム↓
・スケッチブック
A4よりひとまわり大きめのF4サイズがおすすめ。
他にもたくさん種類があるから自分が良さそうなものを探してみてね。
・いらない紙
対象物を色々な角度から観察するためのものだから、その辺にある紙でOK。
デッサンの描き方
1、描きたいものをよく観察する
光や影の付け方も含めて描くもの(対象物)をじっくり観察しよう。
2、構図を決める
対象物がよりよく見える場所を探して決める。
次に紙にどの位置に描いたらよく見えるかを探す。
構図を決める方法として、いらない紙に対象物を色々な角度から簡単に描いていく。
描きながらその対象物の大きさや光の当たり方なども深く理解しておこう。
3、輪郭線を描く
決めた構図で描くためにアタリをつけていく。
アタリとは、イラストを描く時に行う大まかな位置決めの作業のこと。
ここでは対象物を図りながら描くため描いては消すことを繰り返す。
筆圧は弱めで、練りゴムを使って修正をしていこう。
4、明暗を入れる
全体の明るさ、暗さを大まかに把握しておく。
この時に目を半開きにして細くして対象物を見ると、視界がぼやけて大まかに陰影をとらえやすくなる。
5、細かい部分を書き込む
明暗も意識しながら、細かい部分も描き込んでいこう。
時間がかかり過ぎて影が変化するのを避けるために時間を設定しておくと◎
まとめ
イラストを上手く描けるようになりたいけど、最初に何からやるべきか分からない人は
1、模写をする
2、人体を勉強する
3、デッサンをする
これら3つのことを自分のやりたいものからやっていこう。
人それぞれで絵のレベルが違うから、練習に決まった順番はない。
だから楽しんでやるためにも、自分ができそうだと思えるものから始めてみてね。
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